本日は、昭和五十年四月八日のご神話より、お話申し上げます。
この時の神呼び歌が、十方に通じ、最高の出来であったと、大祖大神様は非常に喜ばれて、そのコツを忘れないようにと、申されました。
四月八日は、お釈迦様のお誕生日で、お釈迦様は大祖神の右の守護神なので、本日は現界に於いても非常にお目出度い記念の日です。
この日は、「大生命なり (われいのちなり)神の子(そちたち)よ 一切を捨て久遠(われ)の教えに従いあれ」 についてお話し頂きました。
この時、本部の石垣が完成し、その天使信徒の心を讃えられて、この徳は子孫末代迄続くと申されたのです。
信仰する上に於いて、無限の生命の中に入ると言う事が、極めて大事な事ですが、無限の生命の中に入る一番の近道は、感謝祭のお参りです。家庭の御用も、人の世界の用事も、一切振り捨てて神様の申される八日に集まれる人は、神の試験をパスした事となり、合格の方へ入れられるのです。
この四月八日の花爛漫のこの時に、ご本部の石垣は完成し、工事中の人間の汚れは、洗い清められて、神様はこのお神座を高座城と呼んで讃えられましたが、まさに坂の下から眺めれば、美しきお城です。
信仰の道すがら、無駄は省かねばなりません。成さねばならぬエッセンスのみを掴む事が大事です。無駄なキャッチをするから、疲れて何もする気がしなくなったり、本当の所は何かを見失うのです。
例えてみれば、釈迦の説いた八万数千巻の教えの内、ああであろう、こうであろうと四十年間述べた中の一番のエッセンスは、大祖教で申せば、「行き行きて 落ち着く先は花の山」、釈迦の言葉で申せば「ぎゃてぎゃてはらそぎゃてぼじそわかはんにゃしんぎょう」只この一言なのです。
この中で、第一のポイントは、「大生命なり 神の子よ 一切を捨て久遠の教えに従いあれ」と御聖典に有ります様に、今日の様な感謝祭は特に、一切を捨て神様に飛び込む事が、最も重要です。
信仰とは進む事です。仏教世界では五十年かかってやっと、天上の門に到着します。天上の門とは、生臭い心の皮が取れて、神の部の命の中に初めて入れる所です。雨に日も風の日も、つらい事も悲しい事も、あらゆる事に五十年間、練られて練られて、初めて分かる天界に入れるのが、仏教では五十年です。
大祖教は、今即身成仏。今一切を捨て、神の境地に達する事の出来た人は、無の境地に達するのです。
命の終わりの時には、人間は一人です。如何に可愛い子供でも、愛する妻や夫も一緒に行く事は出来ません。只、一緒に行く事の出来るのは、神様のみで、神様に手を引かれて、人間は天界に行けるのです。
感謝祭というのは、大祖神直通の日です。この日に、切れない命をしっかりと握り、大祖神の聖火の火元に集う事の出来た人は、生かし生かされ終わろうとしている命さえ、生きる力を頂くのです。
御教祖様はこの時、六十歳の還暦を迎えられ、この時迄ひたすら、大祖神とこの大祖教の為に尽くして来られました。そして、ご自分の御体を顧みずになさって来られたので、非常にその御体は、痛んでおられたのです。
大祖神は、その事を心配なさり、御教祖様をもっといたわる様に、とおっしゃったのです。しかしながら、私達は御教祖様にひたすらおすがりして、御教祖様の御苦労は、それからも少しも軽くなりませんでした。本当に申し訳なく思っております。
親は、自分の子供に対しては、大きな夢と希望を持つものですが、親のプライドにによって、子供をモルモットにしてはなりません。子供の力量を知り、子供の本命を理解する事が大事です。子供の持って生まれた分量があるので、その分量のままに、多すぎず少なすぎず、生かしてあげる事が大事です。
親の欲望によって、子供に押し売りをしても、それはかなわない事です。現在は、多くの人が、親も子も心の病人になっています。子供の病人がどんなであるか、子供よりも、親の病人がどれだけ多いか、考えなければなりません。
近頃は、特に耳をふさぎたくなる様な事件ばかりですが、親は心の病人になってはいけません。まず親の精神病を治し、子供の習性をもっと見てあげる。人間の本性は、木で例えれば榊もあれば、楠もあります。菊の花で言えば大輪の花もあれば、野菊もあります。その子供の習性を見て理解し、生かしてやる事が、真の親たる天使の努めです。
このご本部の石垣も、最初から四方全部と言われたら、とても駄目と御教祖様もなさらなかったけれど、東側のみと言われたので、取りかかられたのです。東側だけでも大変と重荷に思われましたが、次々に段バシゴを掛ける様に四方共完成致しました。
天迄一直線に行きなさいと言われたら行けませんが、ちょっとそこ迄登ってみようと言われたら、その気になるのです。これは本当の目標は高くとも、今目の前にある事を、一段ずつしっかりと登って行く事がやがて目標迄たどり着ける事を、教えて下さった気がします。
四月八日は花祭りで、今丁度桜が満開となりました。毎年この時期は、美しい桜に心が奪われて、大変幸福な気持ちです。そして、美しい桜のある日本に生まれて良かったと思うのです。
私の忘れられない御教祖様のお言葉は、この桜咲く暖かく楽しい心を、一年中持ち続けなさい、とおっしゃっておられた事です。このお言葉が、強く心を打ちました。皆様も、暗い話の多い昨今ではありますが、是非このお言葉を忘れず、一年中心暖かく、楽しくお過ごしください。
◆平成二十二年五月開教記念祭のお知らせ
| 日時 | 平成二十二年五月二十三日午前十一時より |
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| 場所 | 西宮高座山大祖教本部協会 |