本日は、昭和39年2月8日の御神話からお話をさせていただきます。
「光の有る中に光を信じられよ」
この光の在りかを教えて頂いたのでございます。本当の徳の取り方でございます。
この宇宙に現れているもの総ては人間の為に与え給うた物であって、神様が必要となさったのではございません。人間たちは欲しいものは与えられ、願いは叶い、幸いの生きた価値を受け取れるように実行しなければなりません。人間は往々にして地獄のごとき世界へ突進していく姿を見せているのですが、これを天国向けて突進して行く様にと教えてくださったのでございます。
「光のある中に光を信じられよ」「道 生活 愛行三位一体」
道と生活と愛の行為、これが天国へ行く一番の近道なのです。この大祖護光天の道は入信した時に天界へ行く切符を買ったのでございます。そして、天使はこの天界へ行く列車の駅員なのでございます。この天国へ行く切符を買ってから駅のプラットホーム迄に十万里もある方もあれば、一町しかない方もあります。中には数メートルしかないほど近くに居られる方も在ります。又、途中で自分に都合の良い事ばかりを言って、地獄や餓鬼道や修羅道の悪霊に引っ張られて落とし穴に落ちてしまう方もあります。
そして、六感七感越すまでは地獄の悪霊たちが身の回りに人を通じて現れては誘惑するのです。これを、駅員たる天使に導かれて、我田引水の自分に都合のいい事には誘惑されずに九段のプラットホーム迄来るのに一年かかる方もあれば十年かかる方もあります。中には二十年かかっても駅の改札口から何ぼも進んでいない方もあります。
大祖護光天の道は、人によって苦しく感じたり、楽しく感じたりしますが道、生活、愛行に勤しむもは、身体は健康に、生命力の綱は太まり、円満の力は太まり、物質世界も益々太まるのでございます
そして、本当に神の御心に添って、誘惑にも惑わされずに頑張ったなら、九段から十段にかけて梯子がかかっているのです。この梯子は二本の柱と横の段が六つ付いております。
柱の一本は大祖護光天大神の天地に通じる親柱です。もう一本の柱は先祖に対して徳を積んだ柱です。この二本の柱を上がるために、六つの段梯子が間に付いているのです。この段梯子が無ければ上には昇れません。一番下は親子の道の階段、次は夫婦の道の階段、次は朋友の道の階段、次は師弟の道の階段、次は先祖の階段、そして、大祖護光天大神の道に絶対に添うた者は一番上の十段目に近いところに階段ができる。それが出来たなら、現世に於いて長者級が続くのであります。三代続いた長者はないと言いますが、為すべき事も為さず、ただかき集めただけであるので三代続かないという事になるのでございます。
善の世界には悪は退散していくのです。悪盛んな時には天を突く如く見え、一時的に善が負けた如く見えますが、悪の栄えた例は無いのでございます。
神の世界には罪は無く、怒ることも、憎む事も知らない、ただ真の愛情だけがあるのでございます。それ故、大祖護光天様は、慈悲の杓を持って、そのような徳も無いのに、あれが欲しい、これが欲しいとねだる人間たちに、その真心に応じて、天地の母乳を汲んで下さったのでございます。
明石の黒潮を乗り越えて、如何なるきつい荒波も乗り越えて練りに練られた鯛が、甘味と脂が乗って美味しいように、人間も本当に苦労して甘味の出るように育っていかなければなりません。苦労したために心が引き抜かれて、荒れてしまって、ひねくれ者に成っている方もございます。苦労に苦労を重ねて、如何なる事にもめげない、折れない、理解力のある人徳の出来た方なら、神々にも、先祖にも好かれ、親子、夫婦、師弟、朋友にも無くてはならない人となるのであります。そのようにして九段まで昇ったなら其処から上は真理といい、護光天様から限られた杓で水を汲んで戴かなくても、生命、円満、物質の徳の豊富に湧き出る世界、十段の無色光へ行く汽車が、護光天様が杓で汲んでいらっしゃるところから出るのでございます。そして、その心如何によって護光天様が窓を開けて下さるのです。
その窓から七十七の階段が出てくるのです。これに乗り込んだなら同時に少しづつ都合がよくなって行くのが見えるようになります。その世界に乗ったなら、本当に徳があって乗るのですから取り上げられないのです。下の段からあれ欲しい、これ欲しいと言うのは限られているので、ひとつ貰っても二つ必要な事が出る。二つ貰っても四つ必要な事が出る、と言うように足りる筈がないのであります。
道生活愛行、大祖大神の道のためには実力を持って行う、真の愛とは、例えば我が子が怪しい事をしそうになったら、厳しくこれを叩き直して正しい方へ導く獅子で無ければなりません。血の池地獄の像の愛、わが子可愛いで、砂糖ばかり舐めさせて骨を駄目にする、悪い事をしてもその要求ばかり聞いてやる、これでは、その子は地獄へ落ちていって這い上がる事ができません。よって、愛も抱擁する事が出来る誠心誠意の愛でなければなりません。
◇大祖護光天大神様の御教第八刊出版のお知らせ
| 御教 第八巻 |
御教祖様の御神話集第八刊目が出版されました。これは昭和四十三年二月八日から、昭和四十九年六月二十三日迄の御教祖様の御神話を集めたものです。 御教祖様は、五十数万人の人を救う為、その人達の身代わりとなられて、罪の解消を大神様にお願いなさったのです。その為身体が全く動けない状態になられました。そして、身体の回復をはかる為七年行に出られたのです。 昭和四十七年に御本部に戻られて、更に仕上げの三年行に出られました。そして、昭和四十九年に御本部に健康をすっかり回復なさって戻られたのです。 今回の御本は、丁度その時期に当たります。人間的に申せば、一番心身共にお辛い時期であったかと思われます。毎回の御神話も胸にこたえますが、今回は特に非常に密度の高い胸を打つ御神話集となっています。 |
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